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2020.12.25コラム

経費節約!少しでも安く駐車場経営をしていく方法とは

少しでも安く駐車場経営をしていく方法とは

せっかく駐車場経営に挑戦するのであれば少しでも多く利益を生み出したいところですよね。
楽に駐車場経営をするのであれば、管理会社に任せるのが1番ですが、管理費などが取られてしまい収益は減ってしまいます。

どこかに所属する必要のない月極駐車場を自力で運営するとなると、どのくらいの経費で運営がしていけるのかを見ていきたいと思います。

■駐車場経営にかかる経費の平均は?

駐車場経営にかかる経費は初期費用と運営費用の2つに分けられます。
これらをそれぞれ見ていきましょう。

〇初期費用

・土地整備
駐車場として運営するためには空き地を整備する必要があります。
この場合、未舗装で砂利を敷き詰めて駐車場とするか、コンクリートで整地にするかの方法があります。
砂利などを敷き詰める場合は、1㎡あたり3,000円、アスファルト舗装の場合は1㎡あたり6,000円程度が相場となってくるので、費用を安く抑えたいのであれば砂利の方となるでしょう。

・看板設置費
駐車場の場所を知らせるための看板です。
月極駐車場であっても契約者を募るために設置しておく必要があるでしょう。

〇運営費用

・管理費
管理費とは、駐車場の清掃や違法駐車がないかを確かめる警備費などです。
最近ではトラブルが起きた際に証拠となるように監視カメラを殆どの駐車場が設置しています。
トラブルが起きてから後悔しても遅いので監視カメラは必須と思っておいた方がいいでしょう。

清掃代も車を停めるのに差支えがある状態ではないかを確かめ、余りに汚れていたら掃き掃除などが必要となります。
自力で行えば清掃代はそこまでかかりませんが、頻繁に駐車場に顔を出すのが面倒であれば人件費を払って管理してもらうこととなります。

これらを見ていくと、掛かる必要諸経費は初めの初期費用が殆どということになりますね。
では、仮に未舗装の土地で駐車場台数5台とし、いくらぐらいの初期費用で運営が可能かを見ていきましょう。
5台だと程度と敷地面積は168㎡程度となるのでそちらで計算をしていきます。

敷地面積168㎡ 砂利を敷く金額 約50万円
看板設置 約2万円
監視カメラ 1台約2万円

つまり、最低限の出費で抑えようとすると約54万あれば月極駐車場が運営できることとなります。

■自力で駐車場運営はしていける?

月極駐車場を運営できる下地が整ったらあとは、契約者を募って貸し出しを始めていくだけです。
とはいえ、どのようにして契約者を募っていけばいいのでしょうか。

〇不動産会社に募集を依頼

1番良く取られる手段は駐車場の近くの物件を管理している不動産屋さんに募集を依頼する方法です。
この場合の募集は2パターンあり、
・不動産管理会社の看板を駐車場に立てておく
・物件を探しに来た方に駐車場も案内してもらう
というものに分かれます。

ただ看板を立てておくだけなら、自分の連絡先でもいいのかもしれませんね。
なぜかというと、不動産会社に依頼をしたら、そのまま集金などの管理業務もまとめてお願いするのが一般的なので、収益の10%程度を管理会社に支払う必要が出てくるからです。

物件を探しに来た方に案内してもらえるのは非常に助かりますが、かなり限定されたアプローチ方法になってしまうことも事実です。

〇駐車場の検索サイトに登録

駐車場検索サイトに登録して、インターネット上で契約者を募集する方法です。
この方法なら多くの人に駐車場の募集を見てもらえて非常に合理的です。

更に嬉しいことに、大手の駐車場検索サイトは、駐車場を利用する側の人から仲介手数料を得ています。
このため、経営者側は費用を払うことなく宣伝ができるということです。

契約者が見つかれば後は契約費用の集金ぐらいが課題となるでしょうか。
こちらも次の月の使用料を前月に振り込んでもらう方式にしていけば、手間なく集金も行っていけるでしょう。

これなら駐車場経営初心者でも躓くことなく運営がしていけそうです。

■少しでも経費を抑えて駐車場経営をしていく方法とは

自力で駐車場経営をしていく方法をお伝えして参りました。
上記に挙げてきたような流れでスムーズに進んでいけば、最低限の経費だけで運営は可能となるでしょう。
しかし、問題は思ったように契約者が見つからない場合です。

例えば、管理会社と契約をすれば、管理会社が契約者の募集もしてくれますし、借り上げ方式なら駐車場の契約が全て埋まっていなくても定額で収入を得ることができます。
ですが、自力で契約者を見つける場合は、空き駐車スペースが出てしまったらその分の収入が得られないというデメリットが出てきてしまいます。

管理会社に支払う手数料と空きスペースによる損失がどのくらいの収益の差を生むのかを考えてみる必要がありますね。

■まとめ

経費を抑えて駐車場経営をするには、可能な限り自分で管理などを行っていくことです。
管理会社に依頼をすれば簡単に管理ができますが、手数料が発生してしまうからです。

月極駐車場の経営なら自力で行えないこともないですが、経営初心者なら行き詰ってしまうこともあるかもしれません。
まずは、経費を抑えるべく自力で経営をしてみて、困りごとがでてきたら管理会社に相談をするという形で進めていくといいかもしれませんね。