投資信託の手数料は4種類あり、それぞれいつどれくらいお金がかかるのか知っておく必要があります。
今回は、投資信託の手数料と手数料が安い投資信託をご紹介しましょう。
「投資信託」とは、多くの投資家からお金を集めて一つにまとめ、運用の専門家であるファンドマネージャーが株式や債券などに投資して、利益を分配する金融商品です。
投資対象は国内外の株式、債券、不動産など幅広く取り扱っています。
複数の銘柄に投資することができるので、自然と分散投資になり、リスクを最低限に抑えられます。
投資信託はワンコインの100円や1,000円程度から始めることができるので、初心者の少額投資にも最適です。
投資信託の純利益は利益から手数料、税金を引いた金額となります。
長期間投資する場合は手数料を多く支払うことになるのでよく確認してから購入する必要があります。
では、投資信託の手数料を見ていきましょう。
「購入手数料」とは投資信託を購入する時に一度だけかかる手数料です。一般的に購入額の約0〜3%に設定されています。
証券会社、銘柄によっては「ノーロード投信」といって購入手数料がかからないこともあります。
「信託報酬」とは投資信託を運用中に発生する手数料のことです。
投資信託の管理・運用をしている間はずっと発生するので、3つの手数料の中で最も重要視したい手数料です。
銀行の投資信託の信託報酬は0.5%〜3%と高めに設定されています。
アクティブファンドなどハイリターン投資信託は信託報酬が高く設定されています。
インデックスファンドなどの安定したタイプは信託報酬が安くなるのが特徴です。
ハイリターンを求める投資をする場合は信託報酬が高くなる傾向にあるので注意しましょう。
為替ヘッジありの投資信託には「為替ヘッジ手数料」が発生します。
投資対象が海外株式や海外債券の場合、為替リスクのある投資信託のリスクを軽減する仕組みです。
「信託財産留保額」とは解約した時に発生する手数料のことです。一般的に約0〜0.5%です。
手数料の安いおすすめの投資信託をご紹介しましょう。
▼手数料の安い投資信託
●楽天・全米株式インデックス・ファンド
●eMAXISSlim 先進国株式インデックス
●ニッセイ外国株式インデックスファンド
信託報酬がどれも0.1%台と手数料が安く、中長期の投資にも負担にならず人気です。
効率良く資産運用するために、投資信託は手数料がどれだけ発生するのか確認することが大切です。