両者は似ている投資信託ですが、違いもありますのでよく確認しておきましょう。
この記事では、インデックスファンドとETF(上場株投信)の違いについて解説しています。
インデックスファンドとは、日経平均やTOPIXなどの指数と連動する投資信託のことです。
インデックスファンドは市場では取引されず、取引所ではなく、証券会社を通じて購入するのが特徴です。
ETFのように上場廃止による暴落のリスクはなく、証券会社が倒産しても資産が戻ってくる可能性は高いです。
短期で売買を繰り返すETFよりも分配金を受け取りやすいのがメリット。
ただし、ETFのように信用取引ができず、売却する際は購入時よりも基準価格が上回った時に売ることで利益が出ます。
ETFは、証券取引所に上場しており、株価指数(日経平均やTOPIX)と連動されています。
証券会社を通じて株式と同じように購入でき、成行注文や指値注文も可能です。
信用取引口座を作成すれば、信用取引も可能なため、相場が下がっても利益を出す事が可能です。
上場条件を満たさなくなると上場廃止のリスクがあり、1か月後は売買不可となるので要注意。
インデックスファンドとETFはどちらも投資信託ですが、以下の違いがあります。
インデックスファンドの場合は、証券会社から投資商品を購入し、購入時よりも基準価格が上がると利益を得ます。
一方で、ETFは証券会社を通じて購入し、売る時も証券会社を通じて売却します。
インデックスファンドの場合は、証券会社によって最低売買単位は異なり、100円以上1単位で購入できるケースが多いです。
ETFの売買単位は、株式と同様に取引価格となり、10万円程度が1単位となります。
インデックスファンド証券会社によって異なりますが、ノーロードファンド(無料)が多いです。
ETFの場合は0.1%前後が多く、証券会社の株式売買委託手数料と同額となります。
どちらも信託報酬が年率で発生し、信託報酬はインデックスファンドの場合は0.4%〜0.16%とやや高く、ETFは0.1%と安い設定です。
購入できる時間帯はインデックスファンドは1日1回のみですが、ETFは証券取引所が開いている時間帯は何度でも売買できます。
証券取引所が開いている時間は平日の9時~15時までとなります。
インデックスファンドとETFは分散投資の手法として注目されています。
両者に細かな違いがありますので、よく比較検討して自分に合った方を始めるようにしましょう。