投資自体には興味があるけれど、投資に回すほどのまとまったお金がないという人は
多いのではないでしょうか。
実際に、投資にはまとまった元手が必要なことも多々あります。
しかし、少ない資金からでも行える投資方法も存在します。
その中でも、「ソーシャルレンディング」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
欧米で流行っている投資サービスの一環で、お金を借りたい人とお金を運用したい人を
繋げる少額投資サービスのことです。
それでは、ソーシャルレンディングについて詳しく見ていきましょう。
初めに、ソーシャルレンディングとは何かについて、具体的に説明していきます。
冒頭で簡単に触れましたが、ソーシャルレンディングはお金を借りたい人とお金を運用
したい人のマッチングサービスのことを指します。
ソーシャルレンディングを運営する企業は、インターネットを活用し、資産運用をしたい
個人から小口のお金を集め、その資金を企業に融資します。
その利回り分を投資金額に合わせて出資者に配当する仕組みです。
例えば、個人の投資家が貸し出し金利15%で企業に投資したとします。
そのうちの5%をマッチング会社が手数料として取得し、残りの10%が利回りとして個人の投資家に分配されます。
また、このソーシャルレンディングには、マーケット型とオークション型、貸付型の3種類があり、それぞれ異なった特徴を持っています。
マーケット型は借り手が希望する融資額や個人情報を提出し、運営会社が融資の可否や
格付けを判断します。
投資家は貸付金額と金利を決め運営会社に提示し、これらの情報に基づき双方をマッチングさせます。
これに対してオークション型は、その名の通り、借り手が借り入れ希望金額や使用目的などを申告し、オークションにかけられ、最も安い金利を提示した投資家順に借り手の融資が
決まる仕組みです。
こちらは現在日本で主流のタイプです。
この中でもさらにデッド型とエクイティ型に別れ、デッド型では、貸付ける金利と期間を
予め設定し貸付を行い、エクイティ型では、貸付ではなく出資という形になり、
よりリスクリターンが大きくなります。
では、ここからはソーシャルレンディングのメリット・デメリットについてご紹介して
いきます。
不動産に限らず、様々な投資ができるソーシャルレンディングですが、メリットと
デメリットをしっかり理解して、安全に行いましょう。
ソーシャルレンディングのメリットとしては、1つに金利が高いことが挙げられます。
現在のソーシャルレンディングにおける利回り率は8%ほどと非常に高い利回り率を誇っています。
また、投資負担やリスクが少なく、常に画面を見ておく必要がある株式などに比べると、
比較的に手間がかからないこともメリットとして挙げられています。
一方で、ソーシャルレンディングのデメリットとしては、貸し倒れのリスクもあるという
ことです。
金利だけを見て投資をすると、非常に危険なことが多いので、利回りだけではなく、
投資する企業の事業の内容や発展性を十分に吟味して投資していくことが必要になります。